テクノトランスファーinかわさきで「中小製造業の連携と震災の現状」をテーマとしたセミナーが開催されました。被災地、気仙沼・唐桑の団体も参加


先端技術の見本市である「テクノトランスファーinかわさき2012」で7月12日、「中小製造業の連携と震災の現状」をテーマとしたセミナーが行われました。

金型などを生産する中小企業の有志で結成された「製造業的復興支援プロジェクト」の呼びかけで、同じく中小企業の有志で、神奈川県中小企業家同友会川崎支部メンバーを中心とした「東日本応援隊」、宮城県唐桑でボランティアコーディネートをしている「えがおのたね」プロジェクト、同じく宮城県気仙沼市の仮設住宅自治会が中心となって活動する「ボランティアステーションin気仙沼」の4団体の代表が講師として参加。各団体の活動報告とパネルディスカッションを行いました。

「製造業的復興支援プロジェクト」から報告された、仮設住宅への収納棚設置活動の様子

「製造業的復興支援プロジェクト」から報告された、仮設住宅への収納棚設置活動の様子

セミナーの参加者は約30人。企業に勤務するサラリーマンが多く、自社でできる支援の可能性を探るべく、真剣に耳を傾けていました。

神奈川の2団体からは、仮設住宅への網戸や収納棚の取り付けというものづくりの技術を生かした支援と、現地の子ども会でのイベント開催支援の紹介。現地の2団体からは、報道などでは届かない現地の声と、現状がシェアされました。

特に、地震発生から家族を捜索し続けた数日間の様子を話してくださった「ボランティアステーションin気仙沼」代表の菊田忠衛さんの話は、その時現場にいた人間しかわかりえない生々しい現地の状況が伝わり、会場中が息を飲みながら聞き入りました。

現地の様子を話す「ボランティアステーションin気仙沼」代表菊田忠衛さん

現地の様子を話す「ボランティアステーションin気仙沼」代表菊田忠衛さん

パネルディスカッションでは、「現地に行かなければわからなかったこと」「本当に必要な支援とは」などについて話され、「現地のスピード、現状に寄り添って欲しい」「物資支援はやめてもらいたい」などの意見が交わされ、現地の状況の複雑さが伝えられました。

同セミナーの運営を担当した「製造業的復興支援プロジェクト」代表落合孝明さんは「首都圏ではどんどん被災地の報道が減り、大震災の影響が風化している」と危機感を感じ、今回のセミナーを企画したと言います。「支援団体同士の情報共有もあまりされていません。支援団体・現地の団体・支援を考えている人が交流できる機会を多く作り、復興支援に関わる人を増やしたい、それが神奈川にいながらしてできる支援の一つだと感じています」と声を強めていました。

今回のセミナーで講師を務めた団体のリンクは下記となっています。
詳しい活動内容を知りたい方は、各ウェブサイトまで。

▽リンク
製造業的復興支援プロジェクト
http://mono-shien.com/
ボランティアステーションin気仙沼
http://blog.vsc311.com/
えがおのたね災害復興支援グループ
http://ameblo.jp/smileseeds311/
東日本応援隊 semiconq(アット)fa.mbn.or.jp(アットを@に変えて送信)

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