ハンディキャップヨガを通して、障害のある人もない人も一緒に生きていける湘南を目指そう!-ぷれいす代表 深見勝弘さん


8月27日(土)長後公民館(藤沢市長後513)で、「ハンディキャップヨガイベント」が開催される。主催は障害児者スポーツクラブ「ぷれいす」。ハンディキャップヨガサークル「Body&Mind YOGAスタジオ」(横浜市中区尾上町)の全面協力で、前半は障害者の介護者向け、後半は障害者向けの2部構成で行われる。
「ぷれいす」代表で、鎌倉市在住の深見勝弘さん(28)は、「障害をもった本人とその家族、介護者とが一緒にヨガをすることで、生活の活力にしてほしい」とこのイベントを企画したという。

「ぷれいす」深見勝弘さん

「ぷれいす」深見勝弘さん

「ぷれいす」は、深見さんが2011年4月に立ち上げた。障害のある人とその家族が、ともに笑顔で輝くことができる「ぷれいす」を作ることを目標とした団体だ。 「スポーツ」をテーマに活動を企画した理由について、深見さんは「障害を持つ方は、学校を卒業すると体を動かす機会が減ってしまうことで体重が増加し、ストレスがたまる。介護者の負担も増えてしまう。 また、学齢期の子どもでも障害があると、放課後に遊ぶ相手や場所がない場合も多い」と指摘。運動不足やストレスを解消する場、コミュニケーションの場として「スポーツクラブ」という形を考えたという。

深見さんが、障害者とその家族の事情について理解が深いのは、自身の3人の妹たちが障害を抱えているからだ。 深見さんはぷれいすの他に「湘南きょうだいの会」という障害者の兄弟で構成する団体の代表と「NPO法人湘南障害児者を守る会まつぼっくり」の副理事も務めている。「同じ地域に住む人々が、障害の有無に関わらず、共に笑顔で暮らせる仕組み作りをできるのは、自分という立場の人間しかいない」。これが今の深見さんのミッションだという。
「障害者のきょうだいという立場は、当事者からは一歩引きながらも、一般人でもない、まさに橋渡し的立場なんです」と話す深見さん。 現在、深見さんは、障害を持った妹たちに直接支援はほとんどしていない。それには理由がある。どんな障害を持っていても、親や兄弟に頼るだけでなく、地域で支え合って生活できるためのシステム作りに注力しているのだ。障害者の「きょうだい」という立場を生かし、障害を持つ人が社会参加できるシステムをつくっていきたいと考えている。

深見さんが大切にしているもう一つの視点は、「地元に根付く」ということだ。そのように考えるようになったのは、結婚し、家族を持ってからだという。自身も2児の父である深見さんは、家庭を持ったいま、きょうだいのケアを今までのようにはできないと共に、なにかあった時には自身の配偶者に全て負担がかかるということを実感した。 そうならないためにも「障害者自身が地域の助けを借りながら、できるだけ自立して生活できるシステムを作り上げるしかない」と活動を始めたのだという。
「地元密着のスタイルを作り上げ、それを全国に波及していきたい」と深見さんは強く語る。 障害者と地域をつなげ、介護している人同士のつながりもつくるために展開している活動のひとつが「ぷれいす」で企画するスポーツイベントだ。

ハンディキャップヨガ・プレイベントの様子/「ぷれいす」Facebookページより

ハンディキャップヨガ・プレイベントの様子/「ぷれいす」Facebookページより

「ハンディキャップ・ヨガ」は、障害者だけでなく、家族や介護者、一般の人も一緒にヨガをする、というところが特徴だ。 「ヨガ」という人気のスポーツを通し、ハンディキャップを持つ人と持たない人が気軽に触れ合う機会をつくりだし、少しでも障害を持った人への理解を深めてもらうこと、そして普段サポートに回っている人たちには、ヨガをすることで日頃の疲れをいやす効果も期待している。 当日は、オリジナルのハンディキャップヨガを推進する峯岸道子さんが指導する。

峯岸さんは「ヨガは、ストレッチやリハビリとは確実に異なります。大いなる気づきと穏やかな心の安定を生むものである」といい、「障害があってもなくても、また障害者を支えている方達にも、ヨガのプラクティス(=動作)をすることで沢山の恩恵を得てほしいと考えている」という。
深見さんは、峯岸さんの思いに共感し、自身の暮らす湘南にもこのハンディキャップヨガを根付かせていきたいと考えたという。

スポーツイベントという形で発信していくことで、障害者とその家族の想いを知ってもらいたい、と深見さん。「障害のある人もない人も、一緒に触れ合う機会にしたい。参加でも見学でもいいので、一人でも多くの方に体験してほしい」と多くの仲間・賛同者が得られたらと願っている。

ハンディキャップ・ヨガイベントの申し込みなど詳細は、下記のサイトから。
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▽リンク
スポーツクラブ「ぷれいす」オープニングイベント「ハンディキャップヨガ@湘南」案内  http://www.hcp-yoga.com/tirasi/place.pdf
深見勝弘さん活動ブログ  http://amba.to/kWlpHp
「ぷれいす」Facebookページ  http://on.fb.me/pD2Udu
BMYオリジナル ハンディキャップヨガ  http://www.hcp-yoga.com/

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8月7日はハロハロ夏祭り!フィリピンの歌や踊り、昔話が楽しめて、民族衣装も試着できるよ-横浜ユーラシア文化館


ハロハロ夏まつり!フィリピンハロハロフェスタ

横浜ユーラシア文化館では、「フィリピンの文化と交易の時代~ハロハロでgood(グー)!」の企画展を9月25日まで開催中!ハロハロとは、フィリピンの言葉で「まぜこぜ」の意味。7,000以上の島々に様々な人々が暮らし、古くから海上交易の要衝でもあったフィリピンは、多様な文化が重層的に交差する、まさにハロハロの国。フィリピンのハロハロな魅力を、この展覧会でぜひ感じてください。8月7日はハロハロ夏祭りで、【全館無料開館】。フィリピンの歌や踊り、昔話が楽しめ、民族衣装の試着もできますよ。どれも申し込み不要で参加できます!

横浜ユーラシア文化館
〒231-0021 横浜市中区日本大通12
TEL.045-663-2424 FAX.045-663-2453

交通アクセス:
みなとみらい線日本大通り駅3番出口すぐ
JR関内駅南口・市営地下鉄関内1番出口から徒歩約10

開館時間:
9時30分~17時 ※入館は16時30分

▽ハロハロ夏祭りの詳細はサイトでご確認ください
http://www.eurasia.city.yokohama.jp/exhibition/index.html

【情報源】
横浜ユーラシア文化館サイト
http://www.eurasia.city.yokohama.jp/

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わかった気になっていませんか?8月5日(金)~7日(日)AIDS文化フォーラムin横浜でエイズのこと、改めて考えてみよう!夜回り先生の講演会も!


AIDS文化フォーラムin横浜2011 フライヤーより

AIDS文化フォーラムin横浜2011 フライヤーより

今年で18回目を迎える「AIDS文化フォーラムin横浜」。1994年、初めてのアジアとして、横浜で行われたエイズ国際会議を契機にはじまりました。(2011年の開催は韓国、釜山)
今年のテーマは 「エイズの何を知っていますか?~変わる常識~」 続きを読む

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横浜の港南台がワールドワイドに!7月30日、31日「港南台国際協力まつり2011」で、世界一周気分を味わっちゃおう♪


港南台国際協力まつり2011

今回で5回目を迎える「港南台国際協力まつり」
横浜NGO連絡会 ・港南台タウンカフェが主催、地元の横浜港南台商店会・宮谷町内会が協力!
地元密着型の国際交流の場となっているようです。

フェアトレード商品や各国のお料理をはじめ、
民族舞踊やワークショップなど盛りだくさん!

電車で行ける、世界一周旅行!
7月30、31日は港南台駅前、港南台テント村へGo!

◆日時:2011年7月30日(土)、7月31日(日) 15:30~20:00
◆場所:港南台テント村会場
       JR港南台駅前 (三菱東京UFJ銀行とココスの間の広場)
◆参加費:無料

港南台や横浜で活躍するNGOがブース出店をしフェアトレード品などの販売をします。
ステージでは、世界の民族音楽や舞踊などの披露を楽しめます。ボランティア活動の
ことなど国際協力に関するよろず相談=NGO相談もあります。
もちろん、世界のおいしいフードもいっぱい~!世界の美味しさを港南台から~。
世界のことを楽しみながら学べる企画が盛りだくさん!

◆主催:(特活)横浜NGO連絡会 / 港南台タウンカフェ
◆協力:横浜港南台商店会 / 宮谷町内会

【情報源】横浜NGO連絡会 – YNN
http://ynn-ngo.sakura.ne.jp/
▽参考サイト
港南台タウンカフェ「国際協力まつり」
http://www.town-cafe.jp/kounandai/event/kokusai/

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ヨッテクって知ってる?7月22日、23日にパシフィコ横浜で、福祉を支える人とテクノロジーのイベント開催!来場者が参加出来るイベント盛りだくさん。ヨッテクに寄ってく?


ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド ヨッテク2011

今年で10回目を迎える、ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド(ヨッテク)。
「福祉を支える人とテクノロジー~ひと・もの・ことのユニバーサルデザイン」というテーマで、イベントを通して福祉の情報を「元気に」発信していきたいとのこと。 続きを読む

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