12/16のカナフルTVは、NPO特別番組「未来へつながる感謝のキモチ~NPOのチカラ~」を放送します


神奈川県ホームページより

神奈川県ホームページより

毎週日曜午前9時半から、県内各地のさまざまな注目情報をお届けしている「カナフルTV」。12月16日はNPO特別番組として、「感謝の気持ち」をテーマに「未来へつながる感謝のキモチ ~NPOのチカラ~」を放送します。

人とまちを音楽でつなぐNPO法人アークシップが進めた「ありがとうソングコンテスト」の様子や、アートの力を使ってまちづくりに取り組むNPO法人黄金町エリアマネジメントセンター、難病の子どもやその家族をサポートするNPO法人スマイルオブキッズを取材し、NPOに関わる人々の思いを紹介します。

福祉や文化、まちづくりなど、NPOはさまざまな分野で活動しています。そんなNPOに関わる人たちの「ありがとう」の感謝の気持ちを紹介します。

【引用元】カナフル TV (tvk 地上デジタル3ch) (神奈川県)

http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6544/p18420.html

▽神奈川チャリティアクション・キャンペーンサイト

http://kanachari.jp/

▽かなチャリ:神奈川チャリティアクション・キャンペーン facebookページ

https://www.facebook.com/kanacharity

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音楽の力で、街を 人を もっとハッピーに/NPO法人アークシップ(横浜市西区)代表・長谷川篤司さん


NPO法人アークシップ代表の長谷川さん=横浜市西区で

NPO法人アークシップ代表の長谷川さん=横浜市西区で

「音楽は、生死に直接かかわらないという意味で緊急性はない。でも、音楽の力によって人も街も元気になれますよね」。横浜を拠点に、音楽活動支援と地域活性化に取り組むNPO法人アークシップ。街と人と音楽をつなげるイベント運営を通して、元気で心が豊かになるまちづくりに貢献している。

2012年度は、神奈川県の新しい公共支援事業「寄附促進に向けたNPO認知度向上事業」の一環で、横浜エフエム放送株式会社(横浜市西区)と協働した啓発事業も進行中。代表の長谷川篤司さん(39)に、活動へ込める想いやこれから目指すものについて話を聞いた。

「プロ志望」から「ミュージシャン・街を応援」へ

もともと、エレキギターでプロのミュージシャンを目指していた長谷川さん。アルバイト先の楽器店で出会った40代社会人のお客さんのバンドに入り、平日は仕事、土日は好きなバンド活動をしている姿を見て、忘れていた「純粋に音楽を楽しむ」ということを再認識したという。

しかし、社会人バンドは発表の機会がないことを知り2001年7月、社会人バンドが出演するイベント「おとバン」を企画。その後、プロになる・ならないは別としたコンテストを開催しようと、おとバンの仲間で「ストリートミュージシャンフェスティバル横浜」を2002年3月開催した。その実行委員会が、形を変えてアークシップというNPO法人になった。

「イベントを創ることで、自分の知らない誰かが感動してくれることを知りました。そして、創る仲間と味わう達成感を味わったことが、NPO法人化を決心したきっかけだったと思います。何かにすがるように思っていたプロのミュージシャンを目指すことに区切りを付け、自分にしかできない新しい道を見つけられたような気がしました」

現在は、出演する人も観る人も楽しめる音楽関連イベントを、県内各地で年間50ほど開催。動物園などを舞台に音楽、映像、その他のパフォーマンスが楽しめる「動物園劇場」(9月29日、同市・野毛山動物園周辺)、普段は演奏場所でない人通りの多いオープンスペースをミュージシャンに開放する「横浜音楽空間」(10月20日、同市中区伊勢佐木町)、世界の様々な音楽・踊りを複数の歴史的建造物のステージで同時開催するホッチポッチミュージックフェスティバル(10月21日、同市中区日本大通りなど)…。秋からはイベントが目白押しだ。

かながわ県民900万人が歌える ありがとうソングコンテスト

かながわ県民900万人が歌える ありがとうソングコンテスト

感謝の気持ちを込めた歌「ありがとうソング」コンテスト

そんな中、FMヨコハマと進める新しい公共支援事業「かながわ県民900万人が歌える ありがとうソングコンテスト」は、地域の課題解決や暮らしやすいまちづくりに奮闘するNPO法人への寄付を促すため、NPOの存在感をアピールする内容だ。感謝の気持ちをのせた歌が広がっていくさまをリレーのバトンにたとえ、さまざまな世代の神奈川県民が口ずさめる曲を募集。8月末まで2か月間の募集期間中、県内外から113組のエントリーがあった。

「テーマが限定されているだけに、多くて70組から80組程度を予想していましたが、大幅に予想を超える結果に驚き。『ありがとう』という言葉への思い入れをそれぞれが持っており、その思いが伝わってくるのが今までのコンテストとは大きく違う印象です」

一次審査を通過した5組のアーティストは11月18日、横浜赤レンガ倉庫(同市中区新港)で開催される公開コンテストに出場し、グランプリを競う。グランプリに選ばれた曲は、FMヨコハマの番組「もっとつながろう!NPO」のテーマソングとして使うほか、曲を収録したCDを制作し、希望する県内のNPOに配布。コンテストの模様を収録した特別番組もFMヨコハマで12月2日、放送される。

「~してくれてありがとう」という第三者への感謝の気持ちを表現する曲。歌とコンテストによって、これまでNPOや社会貢献に関心のなかった層へもPR効果が期待される。

NPO法人10周年を迎えて

アークシップは今年、設立10周年を迎えた。今後は組織としての仕組みを整備し、活動の場を広げて人と人がつながる機会を増やすのが目標だ。「理事やボランティアの体制を見直し、20周年を迎える頃には、全国各地で同様の活動ができるようにしたい」という。まちなかに人が奏でる音が流れ、笑顔が生まれる。長谷川さんは、その笑顔を増やす仕事を、これからも担い続けていく。

▽NPO法人アークシップ

http://www.arcship.jp/

▽神奈川県民900万人が歌える ありがとうソングコンテスト

http://www.fmyokohama.co.jp/arigatou/

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