「まずフットサルを楽しんでもらうこと。その結果が社会貢献につながる。『寄付』というハードルを低くしたいと思っているんです」と話すのは、横浜市立大学国際総合科学部2年生で、学生団体「GLOBE PROJECT(グローブプロジェクト)」のメンバーである中村亮太さん(19)=横浜市青葉区=。
同団体は、スポーツを通じて社会貢献に取り組む学生団体。中村さんら横浜市立大学のメンバーは、2月5日に同大学体育館でチャリティフットサル大会「KICK THE MINE CUP@YCU」を開催、現在参加チームを募集している(申込はこちらから)。学生主体で男性チームであれば制限はなく、参加費は1チーム8,000円。同イベントは、大会参加費の一部をカンボジア地雷撤去費にあてるもので、参加費の中から使用したコートと同じ広さの地雷除去に必要な費用を、現地の地雷除去団体「ピースロードオーガニゼーション(PRO)財団」に寄付をする。
中村さんは2年生になって所属したゼミで、同団体に出会った。小学生の頃からサッカーをやっていたことと、「スポーツを楽しむことを社会問題の解決につなげる。」という同団体の理念に共感し、自身がリーダーとなり同イベントを企画することを決めたという。「自分も含め、学生にとって『社会貢献』や『寄付』というのはハードルが高いし、ピンと来ない。でも、スポーツを楽しんだ結果が寄付になるという新しい寄付の形には非常に興味を抱きました。自分のように『社会貢献』に興味や関心がなかった人にこそ参加してもらい、フットサルを楽しむ、ということを入口に、少しずつ社会貢献や地雷撤去という社会問題に関心を持ってもらえれば」と中村さん。
同イベントは、寄付だけでなく、多くの特典も用意されている。横浜FCの協賛で、参加チーム及び観戦者全員に3月11日の横浜FC開幕戦チケットをプレゼント。また「KING KAZU」こと三浦知良選手サイン入りレプリカが当たる抽選会も開催する。フットサル大会と並行してRed Bull(レッドブル・ジャパン株式会社)ラウンジのDJブースも用意され、同社のエナジードリンクが無料提供される。これらは同イベント開催にあたり、参加チームを増やすために中村さんらメンバーが工夫を凝らした仕掛けだ。
「まずは参加して、フットサルを思いきり楽しんでもらいたいです。絶対に楽しんでもらえる自信があります。楽しんだ後に自然に、社会貢献やGLOBE PROJECTが参加者の中に残ってもらえるよう、準備しています」と話す中村さん。
「KICK THE MINE CUP@YCU」の参加申込は、2月2日まで。詳細は下記リンクへ。
▽リンク
フットサル地雷除去|GLOBE PROJECT
http://globe-project.jp/
KICK THE MINE CUP @YCU 大会応募フォーム
http://bit.ly/xCZhGB