県立歴史博物館は、特別展「観光地鎌倉と鎌倉彫 -近代鎌倉のガイドブック-」を2月16日(土)から3月24日(日)まで開催します。
神奈川を代表する観光地のひとつ・鎌倉は、すでに江戸時代には名所巡りの好適地として知られていました。行楽地へと変貌するのは、明治20年代の鉄道開通や、御用邸をはじめ華族や京浜の政財界の名士たちの別荘が建ち並ぶ保養地になったことがきっかけでした。
また、文士や画家などの文化人に愛好されたのが鎌倉彫。明治維新を契機に仏師がその高い技術を活かして再興したもので、鎌倉を代表する美術工芸品として多くの人々に親しまれました。
鎌倉に詳しくなれそうな特別展。期間中は講演会やワークショップなどのイベントも開かれます。
観光地鎌倉が形成されていく様子を絵画や写真、観光案内図や土産品などで、近代鎌倉彫の発展については後藤流、三橋流の鎌倉彫の名品により紹介し、近代鎌倉のあゆみと魅力を一覧できるガイドブックのような展覧会を開催します。
【引用元】展示案内 特別展(県立歴史博物館)
http://ch.kanagawa-museum.jp/tenji/toku/toku.html
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