10月は「里親月間」です。さまざまな事情により家庭で生活できなくなった子どもたちのために、「里親」になることを考えてみませんか?


里親制度(厚生労働省パンフレットより)

親に代わって子どもを育てる家庭のことを、児童福祉法で「里親」と呼びます。里親制度とは、親の病気や離婚、虐待などの様々な事情により家庭で生活できなくなった子どものために、里親の家庭を提供し、暖かい愛情と理解をもって育てていただき、子どもの福祉を保障しようという制度です。

10月は「里親月間」。さまざまな事情により家庭で生活できなくなった子どもたちのために、「里親」になることを考えてみませんか?

「里親制度」をご存じですか~10月は里親月間です

里親制度とは、さまざまな事情で家族と生活できない子どもを、里親家庭に迎え入れ、愛情を持って育てていただく制度です。「里親」になりたい等、関心をお持ちの方はお問い合わせください。
【問合わせ】県子ども家庭課 045-210-4655

【情報源】
県のたより10月号 お知らせ(神奈川県ホームページ)
http://www.pref.kanagawa.jp/tayori/tayori/osira.html#10

【参考ページ】
里親さんを募集しています(神奈川県ホームページ)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f387/p5518.html

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「不登校」を人生のチャンスに変えよう/「NPO法人そだちサポートセンター」副所長・山下みち子さん


学校に行けなくなった子どもたちに寄り添い、登校再開に向けてさまざまな支援を続けている「NPO法人そだちサポートセンター」(小泉博所長、平塚市錦町5)で、11月19日14時から、不登校状態が続く中学生の保護者を対象に、高校の進路選択をテーマにした「子どものこと勉強会」が行われる。

1998年に設立され、2002年にNPO法人となった同センターは、不登校に悩む子どもたちを支援する組織の先駆け的存在。設立当初から、長年にわたって不登校の子どもやその保護者と深く関わり続けてきた臨床心理士で副所長の山下みち子さん(59)=大磯町=に登校ができなくなる原因や、子どもたちが抱えている悩み、登校再開までのサポート体制などについて聞いた。

 

所長の小泉博さん(77)=平塚市=は、同市内の中学校校長を務めた後に定年退職。その後も平塚市の青少年相談室に勤務するなど、悩む親子の声を聞く現場に長年かかわってきた。山下さんも、小泉さんと同じ職場で学校に行けなくなった子どもや親の話に親身に耳を傾けてきた。

2人は、相談だけで終わらせずに登校再開までの道のりをサポートできるような、「不登校回復支援機関」の必要性を強く感じ、学習を指導する教職経験者など数人のボランティアメンバーらと共に「そだちサポートセンター」を立ち上げたという。

これまでの13年間に142人が、学校生活を再開するためのカウンセリングやリハビリテーションを受け、約8割が学校へ戻っている。その実績から文部科学省や県教育委員会から研究を受託し、不登校児童の行動特徴調査や心のケアについてのアドバイスなどをまとめた冊子を多数手がけている。2008年には団体として神奈川県県民功労者表彰を受賞した。

 

副所長 臨床心理士の山下みち子さん「大丈夫、なんとかなるよ」と、子どもたちの揺れ動く心をやさしく受け止め、時には力強く背中を押してくれる母親のような存在だ=平塚市錦町=(そだちサポートセンター前)

不登校になって「そだちサポートセンター」に通所する子どもたちは、小学生から高校生まで年齢はさまざま。思春期に大きく変化する心と体に戸惑う13歳、14歳の多感で繊細な時期に、勉強についていけないなど学習のつまづきが重なり、学校に行く意欲を失ってしまうケースが多いという。

また、集団生活になじめないことや友達とのコミュニケーションがうまくとれないことが原因で、不登校になる子どもも。

このように、ささいなきっかけから子どもたちは「学校へ行きたくない」「体調が悪いから休みたい」と訴え始める。親としては「少しそっとしておけばそのうち学校へ行くだろう」「フリースクールもあるし無理強いしてまで学校へ行かせなくてもいいのではないか」と思っているうちに、不登校が長期化してしまうことも多いそうだ。

「不登校や引きこもりが長引くと、私たちのところへカウンセリングに来るまでが本当に大変です。電車に乗るのが怖く、雨が降っているのに2時間以上かけて歩いて来た子もいますし、ここに来ても何も話せないままずっとだまっている子もいる。保護者と一緒に忍耐強く子どもが心を開いてくれるのを待つ心構えが大事ですね」と、山下さん。

「そだちサポートセンター」では、電話で保護者からの相談を受け付けるほか、不登校児童本人が自分と向き合い、気持ちを整理するための心理カウンセリング、勉強のつまづきを確認する学習カウンセリングをまず最初に行う。

その後、教職経験者の講師と共に、学習の遅れを取り戻す個別の基礎学習支援や小・中集団によるレクリエーションなどのイベントを通じて、「わかった」「できた」「平気だった」という「成功体験」を重ねていく。そのプロセス自体が、実践的なリハビリテーションになっているという。

山下さんは、子どもたち一人ひとりと丁寧に向き合い、学校へ戻るための地道な支援を続けることで、子どもたちが再び自信を取り戻し、たくましく巣立っていく姿を何度も見てきた。「子どもたちは、やればできるんだ」という強い思いが、くじけそうな時に山下さんの心の支えになっているそうだ。

例えば、中学生活後半から同センターに通い始めた男子生徒。1年時から不登校になり学習への意欲もわかず、卒業後は働くことばかりを考えていたという。だが同センターで個別指導を受けながら学習を積み重ねていったところ、数学が得意なことがわかった。「だめでもいいから高校受験に挑戦してみなさいよ」と、山下さんが背中を押したことがきっかけで、県立の工業高校を受験し合格した。この男子生徒は、高校卒業後に就職も決定。今では自分に自信を持ち、立派に働いているそうだ。本人は「もし、センターで学ぶことがなかったら、高校にも行けず、ずっと引きこもっていたと思う」と中学当時のことを振り返っている。

「そだちサポートセンター」は、このように「読み・書き・計算」といった学習の基礎と、集団生活でのコミュニケーション能力を身に付けられる小・中学校の義務教育を「一度きりの大切な成長の機会」と据え、できるだけ早く学校へ戻すことを重視している。その成長機会を逸してしまうと、学校へ行かなかったことがコンプレックスになり、社会参加に臆してしまい、成人になっても自立できなくなる場合が多いからだ。

 

「そだちサポートセンター」を巣立っていった子どもたちから寄せられたアンケート用紙を、うれしそうにながめる山下さん。手書きの礼状が添えられているものもあり、山下さんの顔が見たいと手渡しで届けに来てくれた子もいるという

「今の教育は得意なことを伸ばす風潮が強いですが、本当は苦手なことを自分の力で乗り越えさせることも必要だと思います。不登校は、小さなつまづきをそのままにせずに、『やればできるんだ』という自信や喜びに変える大きなチャンスでもあるので、長引く前に早めに専門機関に相談してほしい」と呼びかけている。不登校に関する相談やイベントの参加申し込みは、電話で受け付けている。

▽リンク
そだちサポートセンター
お問い合わせ先:0463-25-6662
http://www.geocities.jp/sodachi_ssc/

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中ムラサトコさん産休明け初!横浜市民ギャラリーあざみ野で、未就学児と保護者を対象とした五感を使ったワークショップ


未就学児向けワークショップ風景(横浜市民ギャラリーあざみ野サイトより)

横浜市民ギャラリーあざみ野(横浜市青葉区あざみ野南1)の子ども事業には、年間で1万名を超える地域の子どもたちが参加しています。自分の手や目、心と体をつかってのびやかに活動することを通して、子どもたちの心身の健やかな成長を育むことを目的とした楽しいワークショップが充実しています。

10月26日のワークショップは、強烈なボイスパフォーマンスと、オルガン弾き語り、太鼓の叩き歌いで、独自の音楽を展開する中ムラサトコさんと「ドウイの実験室」にて、こども造形教室を行っている小野亜斗子さんと轟岳さんによるユニットが講師を務めます。 中ムラさんは産休明け初めてのワークショップになります。申し込みの締め切りは本日10月12日まで!お急ぎください。

◆子どものためのプログラム
「おばけはどこにいった?ひかりとかげであそぼう」
開催日時:10月26日10時~11時30分
対象者:未就学児(1歳6ヶ月~)とその保護者(保護者一人につき子ども2名まで可)
定員:各15組
講師:中ムラサトコ、ドゥイ
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野(横浜市青葉区あざみ野南1)
参加費:一組1,000円(材料費込)
応募締切: 10月12日必着
申し込み方法:下記サイトよりお申し込みください

【情報源】横浜市民ギャラリーあざみ野サイト 子どものためのプログラム
http://artazamino.jp/organized-events/art-program-for-children/

【関連記事】
お母さんも夢中になって遊んでほしい-音楽家の中ムラサトコさんが親子で楽しめるワークショップを開催-横浜市 かなマグ.net
http://kanamag.net/archives/11695

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川崎のNPOが出版した「障がい児の子育て支援ムック」。初版完売につき増刷中!障害のあるなしに関係なく生きていくためのヒントがいっぱい。


「障がい児の子育て支援ムック」

「障がい児の子育て支援ムック」

川崎の団体「豊かな地域療育を考える連絡会」が、2010年11月に出版した「障がい児の子育て支援ムック」。
障がい児・者を持つ親やそのサポート・サービスにかかわる人だけでなく、直接ハンディキャップを持った人にかかわる立場に無い人からも支持を受け、初版の3,000部は完売。2版を増刷しました。
読んだ方からは障害のあるなしに関係なく、豊かに生きるためのヒントや情報がぎっしり詰まっていると好評!

~目次~
Ⅰ伝える! 子どもたち現在(いま)・未来(みらい)
*子どもたちの、家族のアルバム*子どもたちの未来へ
学校の選び方、学び方・特別支援学校・多様な支援教育・希望ある未来への提言など
*放課後あつまれ! 放課後タイムケア・放課後を過ごすさまざまな場所、時間 など
*夢があるんだ!インタビュー:只今修行中~社会へ出た若者たち

Ⅱ育てる! 受け止める心・関係
*家族はサポーター インタビュー:「あたりまえ」の生活を求めて
座談会:お母さんのキモチ レポート:お父さんのいま
*地域福祉を拓く・育てる インタビュー:地域福祉・学校教育・地域療育・これからの地域支援

Ⅲ創る! つながる支援環境
*共に育ちあえる地域へ レポート:先進的地域の事例 誌上ワークショップ:キャラバン隊始動!
*子どものパートナー ボランティア・ヘルパー・サポーター
*ART&SPORTS コミュニティ・アートを楽しむ!
スポーツはユニバーサルランゲージ!

◆こんなときどうすればいいの? ◆@Kawasaki支援ガイド
巻末特別付録  障がい児・者を理解するためのコミュニケーション支援ブック
B5判型/本文176頁/定価1000円(税込価格) 発行:豊かな地域療育を考える連絡会

なお、同書は一般書店ではご購入になれませんので、下記リンクに直接お申込み下さい。

「豊かな地域療育を考える連絡会」は、特別な支援を必要としている子どもたちの豊かな育ち、安全で安心な暮らしを願い、様々なかたちで支援に関わる人たちのネットワークです。情報の収集や交換を通じて、当事者とご家族の願いを理解し共有するとともに、支援するしくみづくりに寄与することを目的としています。

【情報源】
「障がい児の子育て支援ムック」/豊かな地域療育を考える連絡会ホームページ
http://ryoiku.com/book.htm
▽リンク
NPO法人療育ねっとわーく川崎-ホームページ
http://rond2981.jimdo.com/

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9月の平塚に雪が降る!?残暑を吹き飛ばす、花菜ガーデンでの降雪イベント!お花と雪を一緒に楽しもう~♪


花菜ガーデンHPより

花菜ガーデンHPより

平塚駅よりバスで15分。花と緑のふれあいセンター「花菜ガーデン」では、毎月花とともに楽しめるイベントをたくさん用意しています。
今週末の9月17日・18日は、なんと花菜ガーデンに雪が降ります!
色とりどりの花の上に雪が降るなんて、想像しただけで幻想的。子どもたちは大喜びですね!
この機会にぜひ、花菜ガーデンに足を運んでみてください。

猛暑日が続いた今年の夏。
節電の夏ともなった今年は、暑さにバテている方も多いはず。
そんな暑さを吹き飛ばそう!っっ、と言うことで、花菜ガーデンではカラダも気分もひんやりなイベントをご用意しました。
題して『花菜ガーデンに雪が降る!!』
★降雪ショー
日にち:9月17日(土)18(日)
時間:1回目11:00~、2回目 12:00~、3回目 13:00~、4回目 14:00~ いずれも雪を降らせる時間は数分間です。
場所:センターフィールド

【情報源】
神奈川県立 花と緑のふれあいセンター 花菜ガーデン公式サイト
http://bit.ly/q3hGIM

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