逗子小学校で「開放型」校舎苦手な学習障害児向けに手作りの“隠れ家”を設置-保護者によって、壁に描かれた動物の絵が愛情いっぱいで癒されます!


denの壁にヘラジカを描く保護者=逗子小学校(カナロコサイトより)


コンクリートの打ちっ放しで、教室と廊下のしきりがない開放感のあるつくりがコンセプトだった逗子市立逗子小学校ですが、次第に廊下を歩く人の目線が気になる、音が筒抜け、などデメリットが浮上してきたそうです。特に学習障害(LD)のある子どもは広い空間が苦手で落ち着かず、トイレのような密室に逃げ込む傾向が顕著だったといいます。

狭いところのほうが落ち着いたり、一人でこもって集中したりというのは、子どもだけではなく大人にもありますよね。個室が悪いと決めつけるのではなくて、柔軟に取り入れている逗子小学校の取り組みはすばらしいなと思います。

逗子市立逗子小学校(神田寛校長、児童数878人)で、子どもたちの“隠れ家”づくりが進められている。「開放型」の校舎は2004年に建てられたが、学習障害(LD)のある子どもたちは間仕切りが少ない空間を苦手とする。広々としているゆえに落ち着かず、密室のトイレに閉じこもったり、教室に机でバリケードを築いたり。こうした開放型のデメリットに直面した同校は8月、子どもたちの安らぎの場づくりに取り掛かった。保護者が壁に動物を描いた“隠れ家”は10月にお目見えする。

【情報源】
“安らぎの場”小学校に設置へ、「開放型」校舎苦手な学習障害児に-逗子:ローカルニュース ニュース カナロコ — 神奈川新聞社http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1109260004/

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