綾瀬市内のスーパーマーケットに地場野菜コーナーが登場し、好評販売中。


売り場で商品の説明をする生産者の比留川さん(タウンニュース 綾瀬版ホームページ)

売り場で商品の説明をする生産者の比留川さん(タウンニュース 綾瀬版ホームページ)

今月8月より、綾瀬市のスーパーマーケット「サミットストア綾瀬タウンヒルズ店」は、市内の農家6名と提携し、青果売場に特設コーナーを設置しました。新鮮な野菜を朝、夕の1日2回仕出しが行われており、近隣住民の間で評判となり、売り上げも上々とのこと。

市内では、「ダイエー綾瀬店」が2003年より地場野菜の販売を始めているほか、「PATあやせ」では今年6月より市内で生ごみを堆肥化し、野菜を生産する市民活動団体「あやせ生ごみ隊」が育てた野菜を販売しています。品揃えの良いスーパーマーケットで地場産野菜を扱うことで、近隣住民の購買力が増し、地産地消にも役立ちます。また輸送距離も減るため、ガソリンを無駄にすることなく、環境にやさしい、新鮮な野菜を買うことが出来ます。スーパーマーケットで地場産野菜を購入するだけで出来る、エコ活動と農業支援。地元野菜のコーナーに注目してみませんか?

店舗のねらいは地場野菜の採れたてで新鮮・良質な青果の販売はもちろん、地域との繋がりを深めること。実際に販売を開始してから、売り場には生産者の知人や近隣住民などが買い物に来ることも多く、青果部門の売上は120%に増加しているという。同店の横井克之店長は「日ごろ仕入れている商品のように量や見た目の揃ったものとは違い、地場産の鮮度抜群の価値ある青果をお客様に喜んで頂けているのを実感している。売上も好調なので今後も続けていきたい」と話す。

今年5月頃、同店の意向を知ったバイヤーが市場と農協を通じて市内の農家に打診し、6人の農家が名乗りを上げた。生産者側も3年ほど前から「綾瀬の野菜を綾瀬で販売してほしい」と市場に売り込んでいたという。双方の想いはすぐにひとつになり話はスムーズに展開。8月1日の販売開始が決定した。販売に関しては農家に任された部分が大きく、売り場に出ている野菜は値段など全て農家が決めている。写真やコメント、その野菜を使った料理方法など、各農家の工夫も見える。

提携している農家のひとり比留川実さんは「新鮮な野菜本来の味を多くの人に味わってもらいたい。少量多品目の生産をしているので珍しい野菜も多い。ぜひ試してもらえれば」と話していた。農家にとっては集客の多いスーパーで自分の商品をPRできる事や市場の規格に合わない形のものなども販売できるメリットがある。

【情報源】
地場野菜に熱視線(タウンニュース 綾瀬版)
http://www.townnews.co.jp/0406/2012/08/24/155480.html

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